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北欧現地便り

旅行者だって、フィンランドのモダンな戸建て住居で贅沢ステイ!

美しい自然を身近に感じられる、機能性とデザイン感覚に優れた本場フィンランドの戸建て住宅に、一度は自分も暮らしてみたい…。そんな憧れを持っている人は、きっと北欧じかんの読者のなかにも少なくないでしょう。ならば、フィンランド人の快適な住空間の知恵やヒントがつまった戸建て住宅を、旅行先での宿泊施設として利用できたら素敵だと思いませんか。フィンランド中北部の、森と湖に囲まれたヴオカッティというリゾート街では、まさにそういう願望を持った観光客にぴったりの宿泊施設Vuokatin Aateli(ヴオカティン・アーテリ/ヴオカッティの贅沢)が、今にわかに注目を集めています。

カヤーニ空港から車で30分ほどの好アクセス地にあるヴオカッティは、冬はスキーリゾートとして賑わい、プロ選手たちもよくキャンプをはる
冬以外のシーズンも、犬ぞりやトレッキングなど自然を満喫できるアクティビティを地元のサファリ会社が催行している

フィンランドのモダン住居と伝統コテージを融合させた、新感覚の宿泊施設

もともとフィンランドの各都市ではこの数年、アパートメントタイプの宿泊施設が観光客に大人気。リーズナブルにプライベートスペースを確保できるだけでなく、キッチンでの自炊が可能なので高額な外食費を抑えられるというメリットもあります。最近は、その内装やインテリアに、フィンランドが誇るデザインセンスやアイテムを活かした、いわゆるデザイナーズ・アパートメントも増えつつあって、憧れの街の憧れのマイアパートで暮らすようにステイできると評判なのです。
いっぽう、ラップランド地方などワイルドなリゾート地での滞在中に利用価値が高いのが、戸建てコテージタイプの宿泊施設。実際フィンランド人の多くは、まさにこうした田舎地方の森のなかに、第二の住居としてサマーコテージを持っていて、夏の間はそこでのんびり自然に囲まれた生活をします。一軒家型の貸しコテージでは、そんなフィンランド人のアウトドアライフを疑似体験しながら、寝るまで友達や家族でわいわい楽しく過ごせるのが魅力です。

一見すると新興住宅地のような界隈だが、これらはすべて観光客用の宿泊施設!
どの棟も背景に美しい自然の森が広がっていて、チェックイン後すぐにでも散策に繰り出せる

フィンランド人家庭の一般住居ほどのスケール感が心地よい、アミラーリ邸

最大6名が滞在できるアミラーリ邸は、まさにフィンランドの一般住宅のような規模と心地よさ
薪ストーブを焚いてソファ周りで家族でくつろぐのは、フィンランドの冬の屋内ならではでの楽しみ
寝室が複数に仕切られているのでカップル数組での滞在もOK
2階のロフト寝室からは美しいバルコニーにも出られる
シャワーはもちろん、サウナやランドリーも完備
ベランダの外はのどかな自然景色が広がっている

面積54〜61m2で、2〜6名が宿泊可能な2階建てスタンダードコテージ「アミラーリ邸」は、全4棟。フィンランド人家庭の一般住宅の規模やつくりに一番近く、彼らの住空間に対するさまざまなこだわりやセンスに、身を持って気づくことができるはずです。キッチン・ダイニングとリビングスペースはひと続きになっていて、とても開放的。薪ストーブも自由に利用できます。キッチンでは、以前こちらの記事で紹介したユニークな各機能を実際に体験できますし、国内ブランドの食器やあらゆる調理器具が完備されているので、ぜひとも自炊を楽しみたいところ。寝室は2ベッドごとに部屋として仕切られているので、男女グループや年頃の子どもと一緒でも安心して泊まれます。各階にトイレとシャワールームがついているのも便利ですね。もちろんフィンランド家庭に欠かせないサウナもあり、利用説明書もちゃんと用意されているので、ぜひお風呂の代わりに体験してみてください!

ログの温かみと上品なインテリアが融合したマルサルッカ邸

木造住宅の温かみと、大きな窓から差し込む自然光を堪能できる
家の中心にある暖炉がしっかりリビングスペースを暖めてくれる
あらゆる調理器具から食洗機まで完備された、広々としたキッチン
洗濯機も乾燥機も使い放題。奥にはもちろんサウナルームがある
実際のフィンランド人家庭の住宅にもよくある、2階の各寝室をつなぐ小スペースを活かしたくつろぎ空間
寝室などには、モダンなインテリアだけでなく、フィンランドの伝統的な織物や工芸作品なども飾られている

面積172m2の2階建て、最大12名が宿泊可能なマルサルッカ邸は、フィンランドの伝統的なログハウスのイメージが残してあり、そこここに木の温かみが感じられます。住居空間もテラスもより広くゆったりとしていて、木漏れ日が大きな窓からたっぷり入ってくるのも魅力。特に、調理器具からオーブン、食洗機までなんでも揃っていて複数人でも作業がしやすい広々キッチンスペースは、進んでお料理がしたくなる抜群の快適さです。また、階段を上がった先にある各寝室をつなぐ小スペースにも、ちょっとしたくつろぎの空間が。これもフィンランドの住居にもよくある、ほっと一息つけるプライベートスペースです。サウナも大人数で入れるサイズで、少し大きなグループや友人家族との合同旅行には持って来いの大所帯用住宅ですが、もちろん一家族や少数グループでゆったり贅沢に使うのもアリですよ。

あらゆる家族やニーズを想定した設備やユニバーサルデザインにも注目

ホワイトスクリーンをおろして映画鑑賞まで楽しめる部屋も
いくつかの部屋にはサウナに加えてジャグジーバスも設置
階段の出入り口にベビーゲートが設置されている配慮も嬉しい
事前にお願いすれば、ベビーベッドも借りられます!

このようにすべての棟ごとに個性があり、細部の細部にまでオーナーのマルック・ラーンティ氏のこだわりが発揮されている、ヴオカティン・アーテリの贅沢な宿泊施設。ラーンティさんは、さまざまな建築家や住宅メーカー、デザイナーに広く協力を求めて、プロと共に一棟ごとに、想定客を踏まえた間取りや設備、インテリアのイメージなどを決めていったのだそう。個人の観光客のためだけでなく、会社のコンベンション施設として、ウェディングなどのちょっとしたパーティ会場として、あるいはヴオカッティの充実したスポーツ施設を目当てに世界各国からやってくるプロスポーツチームの合宿地として…など、あらゆるニーズに応えられるよう、それぞれの部屋には、住宅ベースのアットホームさや心地よさを残しながらも、趣向をこらした多目的設備が整っています。また、ベビーベッドや階段のゲートの設置など、子連れやお年寄り連れでも安心して泊まれる配慮も嬉しいですね。一棟だけ、湖の小さな無人島の上に浮かぶ極上プライベートハウス物件もあるそうですよ!

一棟一棟の間取り図や設備の詳細、内部の様子写真などは、公式ウェブサイトで細かくチェックできるので、ぜひ自分の旅行プランや旅仲間にぴったりの物件探しをお楽しみください!周囲の景観や日中に体験できるアクティビティを含めて、ヘルシンキなど都会の観光滞在とはひと味違った、フィンランドライフの真髄に迫る贅沢ステイを楽しめるはずですよ。また、近くフィンランド旅行の予定がなくても、ウェブサイトでそれぞれの物件の写真や間取りを眺めるだけでも、フィンランドの住空間にトリップした気分に浸れるのでオススメです。

Vuokatin Aateli(ヴオカティン・アーテリ/ヴオカッティの贅沢)

HPhttp://vuokatinaateli.fi/japan/
住所Ilkantie 8, 88610 Vuokatti, FINLAND(※物件による)
電話+358 (0)40 555 0917
アクセスヘルシンキ・ヴァンター空港からカヤーニ(Kajaani)空港まで国内線で約1時間20分。カヤーニ空港からヴオカッティへバスまたはタクシーで約40分
料金コテージのサイズや曜日・季節によって変動するが、例えば6人部屋で一泊125ユーロ〜/棟+利用人数分のベッドシーツ・タオル・バスローブ代17ユーロ〜/人(2016年2月現在)※オンラインでの事前クレジット支払いが基本
予約方法HP下部のオンライン予約システムで空室検索をして、手順に従い希望の物件を予約。Additional Informationの欄に英語で希望を書けば、空港へのシャトルバスの手配やアクティビティの仲介なども頼める。同じ部屋に最低2泊から予約可。
 

ヴオカッティで日中に体験できるアクティビティの情報はこちら

TEXT : こばやしあやな

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