ハウジング

本場北欧ハウスお宅拝見

ナターシャさん

ジャーナリスト/コペンハーゲン在住

白い壁紙に木目のフローリングをあしらったシンプルな空間に、世界各国から集められた家具や小物によるアクセントが効いている素敵なご自宅にお邪魔してきました。 旦那さんとともに、ジャーナリストとして世界中で仕事をしているナターシャさん。今回のお宅拝見では、デンマークのお家でよく見られる白い壁紙に木目のフローリングをあしらったシンプルな空間に、世界各国から集められた家具や小物によるアクセントが効いている素敵なご自宅にお邪魔してきました。

リビング

シンプルモダンな北欧テイストの部屋に
世界各国から集めたアクセントをプラス

デンマークの天気は変わりやすくて、とても不安定。よく雨が降り、風が強い日も多く、自宅で時間を過ごさなければいけないことは少なくありません。また、冬はすぐに暗くなるので、自分の住んでいる環境を少しでも心地良いものにしようと、インテリアへの感心が高いデンマーク人はたくさんいます。

ナターシャさんは特に「シンメトリー(左右が対称であること)」なインテリア空間がお好きだそう。左右の本棚に綺麗に並べられた本を見ると、その徹底ぶりがわかります。この左右対称な空間の中でも特にお気に入りなのが、このダークベージュ色のソファー。時間があれば、膝掛けを持ってきてはいつもここで読書をします。

リビング

いつもリビングに集まるのが
デンマーク流

2つのソファーがテレビ画面に向かって対称に配置され、迫力あるサウンドが部屋の角に置かれたスピーカーから聴こえてきます。デンマーク人はリビングに集まるのが大好き。みんなで座って、テレビを見て、コーヒーを飲んでゆったりとした「ヒュゲリ」な時間を過ごします(ヒュゲリとはデンマーク語で「心地よい」という意味)。

家族といる時だけではなく、友人や親戚が家に来た時も、一緒にリビングで時間を過ごすのがデンマーク流。ちょうどナターシャさんのお孫さんがテレビを見ていますが、全く同じポーズでナターシャさんがテレビを見ることもよくあるそうです。みんなリビングが大好きなのですね。

キッチン

旦那さんとの何気ない会話で
家時間をさらに楽しく

リビングとキッチンの間仕切りがない対面キッチンがデンマークでは大人気。しかしナターシャさんのお宅は少し古い型で造られているため、昔ながらのキッチンとリビングが仕切られたタイプの間取りになっています。

その代わりに、キッチンをシンプルにして、一般的なキッチンよりも後ろにスペースを広く取るようにしました。そうすることで、旦那さんと一緒に料理をしていても、お互いにぶつかることなく行き来が出来ます。

ナターシャさんと旦那さんが二人で料理をすることもあれば、どちらかだけがキッチンに立って、もう一人は隅に立っておしゃべりをすることも。その何気ない時間がとってもヒュゲリで大好きなのだそうです。

ベッドルーム

北欧スタイルの寝室にも
エキゾチックなアイテムが

寝室は一見、典型的なデンマークスタイルですがここにもナターシャさん夫妻のこだわりが見られます。部屋の隅に置かれた白い椅子に木造のベッド、真っ白なシーツは北欧スタイルの寝室によく見られますが、それに加えてベッドの上にはエジプトで購入した真っ赤なラグがアクセントとして置かれています。

さらに左右の壁にはイランで買ったエキゾチックなランプが備え付けられています。そのランプの中にキャンドルを入れることが出来ます。デンマーク人はみんな本当にキャンドルが大好きなのです。

北欧デザインのおしゃれなランプとはひと味違った、この異国情緒溢れる美しいランプも、ナターシャさんのお気に入りアイテムの一つです。夜になると蛍光灯の明かりを落として、キャンドルを入れると、天井には星の形をした光が映し出されます。ベッドに横になってずっとその「光の星」を見ていても、飽きることはありません。

ダイニング

北欧の冬を楽しく過ごすには
欠かせない灯り

デンマーク人は本当によく「ヒュゲリ」という言葉を口にします。心地よい「ヒュゲリ」な時間を感じるために、みんな灯りにはとてもこだわりがあります。

ナターシャさんはダイニングに座って、ご飯を食べながら赤ワインを飲むのが大好き。そんな時間をさらに楽しくするために、ナターシャさんはよくキャンドルを灯します。天気が悪くても、すぐに暗くなる冬でも、キャンドルの優しくて柔らかい灯りが、部屋の雰囲気をガラリと楽しいものに変えてくれるからです。

さらにヒュゲリな空間にするために、照明をいくつか使い分けます。部屋の天井に1つだけ大きな蛍光灯を配置するのではなく、テーブルにも2つの照明があります。また、後ろの棚に細かく調光出来る照明を置くことで、光を組み合わせて部屋の印象を変化させることが出来ます。北欧ではこうやって、お気に入りのインテリアや家の中にある様々な灯りを楽しみながら、寒くて暗くて長い冬を耐え、暖かい春を待ち侘びます。

いかがでしたでしょうか。北欧スタイルのお部屋にお気に入りの海外の小物をプラスしたり、少し工夫しておしゃべりが出来る空間をつくってみたり、いくつかの灯りを組み合わせたりすることで、素敵なお家がさらに心地よい空間になることを改めて感じることが出来ました。これなら日本でもすぐに真似出来そうですね。

ナターシャさんのお気に入りアイテム3選

ナターシャさんのお気に入りアイテム

洋服かけ

玄関に入ってすぐの壁にあるオシャレな洋服かけ。使っていない時にはインテリアのアクセントになり、友人や親戚がたくさん来た時にはハンガーラックに早変わり。

ナターシャさんのお気に入りアイテム

ボーエ・モーエンセンのソファー

シンメトリー(左右が対称であること)でシンプルなお部屋が大好きなナターシャさん。理由は、シンプルな空間ではそこに置かれた家具や差し色が映えるから。北欧アンティーク家具も好きなナターシャさんは「全ての家具をその家具が一番輝ける所に置く」というこだわりがあるのですが、なかなかこのアンティークソファーの置き場所が決められないそうです。

ナターシャさんのお気に入りアイテム

日本で購入した磁器

北欧でよく見られる色に飽きてきたら、他の国のアイテムを大胆にプラスするのが大好きなナターシャさん。この磁器は日本で購入されました。こういったアイテムはインテリアとしてだけではなく、日常生活の中で使ってこそ価値があると考えるナターシャさんは、この器にはオレンジなどのフルーツを入れて、お部屋にカラフルなアクセントを付け足します。

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